スピードだけでは足りない。完成度と持続力、そして「生まれ月」
朝日杯FSは「マイル戦」だが、それだけではない
朝日杯フューチュリティステークスは芝1600mのマイル戦だが、
単純なスピード比べになりにくいレースだと感じている。
過去を振り返っても、
後にクラシックディスタンスで活躍する馬が好走しており、
このレースでは 速さに加えて一定の持続力 が求められている印象が強い。
2歳GⅠで意識したい「完成度」と「成長差」
2歳戦を見ていて感じるのは、
能力差というより 成長の進み具合の差 が結果に影響しているケースが多い点だ。
特にGⅠクラスになると、
わずかな差が着順に直結することも珍しくない。
早生まれの馬が好走しやすい理由
過去の2歳GⅠを振り返ると、
比較的 生まれが早い馬(早生まれ) の好走が目立つ。
これは能力の優劣というより、
- 馬体の完成度
- 体力面の余裕
- レース対応力
といった部分で、
同世代の中でも一歩リードしている可能性があるためだと考えている。
人間でも、
同学年でも生まれ月の違いで体格差が出る時期があるように、
競走馬の2歳戦でも同様の現象が起きているように見える。
朝日杯FSは「完成度重視のGⅠ」
朝日杯FSは、
将来性よりも 現時点でどこまで仕上がっているか が問われやすいレースだ。
マイル戦という舞台設定もあり、
- レースの流れに対応できるか
- ペースが流れても形を崩さないか
といった点が重要になる。
馬体面で気になるポイント
馬体を見る際に意識しているのは、
筋肉量そのものよりも、
その筋肉を使いこなせそうかどうか という点だ。
大きな筋肉を持っていても、
硬さが目立つタイプでは、
マイル戦で持続的に脚を使うのは難しい。
一方で、
筋肉の張りと柔らかさを併せ持つ馬は、
スピードと持続力のバランスが取りやすい印象がある。
【追記】現時点で気になる注目馬(3頭)
※あくまで現時点でのメモです
最終判断は枠順・馬場・当日の気配を見てから行います。
■ 注目馬①:アドマイヤクワッズ
これまでのレース内容から、
完成度の高さ を感じさせる一頭。
レース運びが安定しており、
ペースが速くなっても大きく崩れにくい点は、
朝日杯FS向きの要素だと感じている。
■ 注目馬②:ダイヤモンドノット
マイル戦での適性に加え、
スピードと持続力のバランスが良いタイプ。
流れが速くなった場合でも、
一定の脚を使えそうな点は評価したい。
■ 注目馬③:カヴァレリッツォ
成長過程とレース内容を見ると、
完成度と上積みの両方 を感じさせる存在。
条件が揃えば、
一気に評価を上げてきても不思議ではない。
まとめ(現時点の考え)
朝日杯FSは、
- スピードだけで決まりにくい
- 持続力と完成度が重要
- 早生まれという要素も無視できない
こうした点を意識しながら、
レースを見ていきたい。
最終的な判断は当日の情報を踏まえて行う予定だが、
「2歳GⅠは完成度を見る」という視点は、
今年も有効だと考えている。
※免責事項
本記事は、公開情報をもとにした個人的な考察・記録です。
特定の結果を保証するものではありません。
最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
コメント